船長の仕事、それは全責任を負うということ
船長の役割を言葉で表すならば、”船の最高責任者”として全責任を負うこと”です。
全乗組員の人命、貨物の安全管理、そして船、いわゆる会社の財産を守ることが船長の責務となります。
安全運航・安全作業・船舶管理等を士官また乗組員が進める上で、船長は最終的判断や指示などを行い、
安全かつスムーズに仕事が進むように監督しております。
航海中
上記以外にも、航海中はメールの確認や次港代理店とのやり取り、食糧の注文、注文書の確認、荷役の予定の把握等、業務があります。
もちろん、輻輳海域や狭水道航行中は船橋に立つ事はありますが、毎日そう言う機会があるわけでは無いですしそれ以外は自由に時間を過ごしているので、部屋の掃除、洗濯、昼寝、筋トレ、料理、お菓子作り、長めの入浴…こんな感じで自由時間を楽しんでおります。
特に最近ではコックさんに料理を教えたり、また自身で料理を作ってお客様や会社のスタッフに料理を振舞ったりしています。
勿論評判は上々です。
入港中
入港中は主に来船者対応をしますが平日の日中がメインなので土曜日、日曜日は陸上の方と同じように買い物や外食、健康ランドに行ったりと自由に過ごしています。
特に外地では、買い物や外食をとても楽しみにしており、時間が許せば観光なども行ける場合もあります。
マグロ作業期間
船長によっては異なるかもしれませんが、私の場合は主にウィンチ操作を行いながら作業に参加しています。
作業も昼過ぎに終えることが多いので、航海中とさほど変わりませんが、日々忙しさにバラつきもあり乗組員の注意力が下がることによって発生する可能性のある事故や怪我がない様に監視し、必要であれば士官へ指示しております。
また作業中に天候が急変した場合等にも備えて、常に周りの状況を把握していち早く行動できるように気を付けています。
休暇中
船乗りならではの長い休暇を使い、ボディービルの大会に出場するため鍛錬を行い出場したりしています。
また北海道等へ当社の乗り組み員を誘い、旅行したりもしています。
上記のように、安全な航海や作業が出来るように士官を指揮監督しております。
Seamanになったら、誰もが経験することになる狭い船内でのストレス発散の仕方ですが、各自色々な方法を見つけ上手に船乗りライフを充実できるものにして欲しいと思います。